整えだけで生きると決めた日|完全自費の壁を超えて

接骨院開業

完全自費でやっていこうと決めたあの日。
柔道整復師として“整えだけで生きる”ことを選んだ私を待っていたのは、想像以上に厳しい現実でした。

■ 月に1人か2人…整えだけで食っていけるのか?

施術に真剣に向き合う柔整師
自費移行後、最初の1ヶ月はたった1人の予約。
翌月も2人…。家賃も払えず、貯金も底をつきかけていました。
やっと来てくれたお客様が帰った後の静かな院内で、「これは無理かもしれない」と本気で思ったのを覚えています。

■ 昼も夜も働いた。整えるために

整えを諦めなかった記録
新聞配達で朝刊を配り、昼は施術に全力を尽くし、夜は飲食店で食器を洗ったり、配達の補助員もしました。
体はきつかったけれど、心の中には「この整えを届けたい」という想いがずっと灯っていました。

■ 勉強だけはやめなかった

介護と天職との出会い
生活はギリギリだったけれど、整えに関する学びは止めませんでした。
解剖学・生理学・柔道整復学理論・運動療法・理学療法士の論文… どんなに疲れていても、1日30分だけは机に向かいました。
それが、自分の整えの価値を信じる唯一の支えでもありました。

■ 保険からの脱却。でも、保険制度を否定しない

現在の姿と再起のメッセージ
今の時代、柔整師が自費に移行するのはひとつの選択肢です。
でも私は、自賠責や健康保険を否定するつもりはありません。
車の性能向上やナビ普及によって交通事故が減っている現実にも、しっかり目を向けたい。
制度を理解しつつ、選ばれる整えを目指す──その姿勢が大事だと感じています。

■ おわりに|整える力は、静かに響く

両親の死と向き合う日々
整えだけで生きる。それは、大げさに言えば、魂の選択です。
だからこそ、私はこれからも、整える力を育て続けます。
誰かを助ける前に、自分を整えながら──。

澤田 賢二(Kenji Sawada)
柔道整復師・介護支援専門員/接骨院「整え.jp」運営
行政指導・自己破産・再起を経験し、「壊れても、整え続ける」道を歩む。
医療・介護のはざまで苦しむ人々の“整い”を支える活動を続けています。

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